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医学的に『治る』は存在しない??

マインド

ある方のご縁でこんなセミナーを受講しました。

『未知のウイルスへの対応と今後の展望』

某大学病院で勤務され、予防医学を専門にされるドクターの講演。
セミナー受講のおかげで新型コロナウイルス感染以降、色々と頂く質問にも今まで以上に正確に答えられるようになったかと思います。

そんな講義を受けながら、ある一言がふと頭をよぎりました。
その一言は『医学的に治るという言葉は存在しない』ということ

ちょっとびっくりですよね。
そんな話を含め、整体院の会話で日常的に利用される言葉でもある『治る』について一緒に考えて頂けたら嬉しいです。

医学の教科書にはナイ?

治療家といて10年以上も活動していると、ドクターと患者さんの症状に関して会話をする機会も多くあります。

そして、あるドクター言った一言に耳を疑ったのを今でも鮮明に覚えています。
そのドクターはこう言いました。

医学の教科書には『治るという前提が最初からないんだよ』

ここで『えっ』と大きな声をあげそうになったあなたは、正常な意識の方だと思います。

そして医学的に『治る』に近い言葉は『寛解(かんかい)』というそうです。
インターネットを検索すると、その意味は次のような内容でした。

病気の症状や徴候の一部またはすべてが軽快した状態、あるいは見かけ上、消滅して正常な機能にもどった状態で緩解とも表記する。病気が完全に治った状態を治癒(完治)というが、寛解は癌(がん)など病変の再発の可能性を否定できない疾患の治療の有効度について表現する際に用いられることが多い。
症状や徴候の一部が軽快あるいは消滅した状態を部分寛解といい、治療によってその疾患に特有な症状や徴候のすべてにわたって軽快あるいは消滅が確認され、検査所見にも異常が認められず、正常な機能に復帰した状態を完全寛解という。

ちょっと衝撃的な内容ですよね。
でも衝撃的な内容はこれだけではないのです。

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風邪を治せたらノーベル賞がもらえる?

この『治るの前提がない』お医者さんが、またまた爆弾発言を!!
どんな内容だと思いますか?
実はこんな話もされていました。

『風邪を治せたらノーベル賞』って日本中のどんな医師でも知ってる話だよ。

えっ・・・えっ!!って感じですよね。
そこで詳しく聞いてみたんです。
そしたらこんな答えが返ってきたのです。

風邪をひいて、風邪薬を飲んで咳が止まって、鼻水が止まることをみんな治るって言うでしょ。
でも数ヵ月後とか数年後にまた風邪を引いたりしない?

確かにその通りなんですよね。
そこで私は、先生に聞いてみました。
じゃあ『どうなれば風邪が治った状態になるのですか?』

そしたらこんな答えが返ってきて、すごく納得したのを今でも覚えています。

根本的に風邪を治すのであれば、風邪のウィルスを世界中から根絶するしかないんだよ。
でもそんなこと医学ではできないでしょ。

だから薬でウイルスを体外にだしたり、活動を低下させて一時的に症状を抑えているだけなんだよ。と
もう、その場で頭の中がショートしそうでした。この話を聞いたときには。

抑えるのでなければ、何をするのが治療?

では、症状を一時的に抑えるのではない、そんな治療法なんてあるの?
当然の疑問ですよね。
そして病気や健康という話をする際には永遠のテーマかもしれません。

ここからは、あくまで私の個人的な見解となりますが、この何をするのが治療?
これに対しての私の答えが『免疫力の向上』です。
冒頭お話ししたセミナーでのドクターの見解も同様でした。

ちょっとこれだけでは分かりづらいと思うので、こんな例えをしてみます。

リウマチで苦しむ患者さんがいらしたとします。

あなたもご存知の通り、リウマチは免疫機能が低下し、関節を破壊してしまうそんな病気です。
なので治療法としては、体内すべての免疫機能を正常化させるような対応が必要ですが、現代の医学の現場では、異常な免疫だけを何とかしようとする治療が行われています。

別の例をお話しすると

ガンに苦しむ患者さんがいらしたとします。

こちらもご存知の通り、ガン細胞の発生は免疫システムの暴走です。
ですが、行なわれている治療法は、ガン細胞を薬でやっつける方法です。

何が言いたいかというと、現在行われている多くの治療法は
悪くなった部分にだけ着目し、なぜそうなってしまったのか?は見ていない。

だから『真の意味で治るとは言えない』
では、本当の治るとは?

たんに症状(悪い部分)を取り除くだけでなく、そのあとに症状が発生しづらい環境を作る

これが私が個人的に考える治るの意味です。
そしてその環境を作るのに大きな役悪を果たすのが『免疫』なのです。

『治る』の本当の意味を伝える義務

私たち治療家のもとには、毎日いろいろな身体の悩みを抱えた方が、駆け込んできます。
その中でも多いのが『病院で良くならずにこちらに来ました』という方です。

治療家であるあなたなら、ここで『ウンウン』と大きく頷いているかも知れませんよね。

そんな助けを求めにいらした、目の前の困った患者さんに『本当の治るの意味』これだけは、絶対に伝える義務があると思うんです。

そう『本当の意味の治る』をきちんと伝え、それを理解した上で施術を行う。
誤解を恐れず言うと、この治るの意味を誤解している方が増えれば増えるほど、日本から健康で元気な人が居なくなってしまう状態になります。

そうなると、日本そのもののパワーも落ち国力も低下していってしまいます。
少し大げさな表現に聞こえるかもしれませんがおそらく間違いない事実です。

ですので、この国の発展のためにも、私たちは『本当の治る』を伝え、それを患者さんと一緒に目指すことが必要になってくると私は強く思っています。

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医学的な治るの話・まとめ

  • 医学的には、治るはない
  • 風邪も治すことは出来ない
  • どんな治療を目指すべきか
  • 治ると伝えなくては!!

今日のお話は、私たち治療家も『治る』の意味をキチンと理解していますか?
そして症状を一時的に抑えることが治療家の役目と思っていませんか?
そんなことを伝えたくて、このような話題にさせて頂きました。

また、今回の記事内容や治療院経営についてご質問などありましたら、お気軽にご連絡頂ければと思います。

私の経営する治療院:三軒茶屋でクチコミNO1のあおば整体院
私の運営するTwitter:たかだ@治さない治療家

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