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治療院経営は新時代へ・生き残る戦略とは?②

経営

前回は、コロナウイルス感染以降の治療院経営は厳しくなるというお話しさせて頂きました。
今回はその続きので、これからの治療院ビジネスに必要不可欠な『ブランディング戦略』についてです。
過去の記事をご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。

治療院経営は新時代へ・生き残る戦略とは?①

では、さっそく本題に入っていきましょう。

Withコロナ時代に必要な3つの戦略

どの業種においても、市場は飽和し『モノ(品質)の差がなくなる』そんな時代になりました。
治療院業界では、ここ数年次のような状況が顕著になってきました。

  • どの治療院も、そこそこの技術
  • どの治療院も、それなりのサービス
  • どの治療院も、似たような価格

どの。。。どの。。。どの。。。ばかりですよね。
そう差別化が難しく、しかも競合の数が多い。
このような状況で発生した、新型コロナウイルス感染。

なかには患者さんの来院数が激減し、経営を圧迫(2020年7月現在)する院も増えてきました。
そして、今後もコロナと共存しながら生きていく時代。
今回のコロナはこれまでの問題を『顕在化させたのでは?』と思えてなりません。

Withコロナの時代は、企業にとっても今後の方向性を読むのが難しくなってきています。
そして、この状況は治療院業界にとっても同じです。

『リモートワーク』が小学生でも分かる時代
5GやAIが浸透し、ロボット化や無人化が急激に進む時代。

これまでの3.0時代よりもっと激しい変化が急激にせまってきます。
こんな荒波の時代を勝ち残るポイントは『ブランディング』になります。

このブランディングを戦略的に進めるポイントは次の3つ

  • 認知度を高める(イメージされる)
  • オンライン(デジタル)化
  • コミュニティの形成

それぞれ深堀りしていきましょう。

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治療院(個人)の認知度を高める

今現在(2020年7月)でも東京をはじめ、特定の都市において感染者数が増加する傾向が強いです。
これはいつ部分的なロックダウンが起こってもおかしくない状態。
そう例えるなら

冬になると、どこかでインフルエンザが蔓延し小規模な学級閉鎖が起こる

こんな状況と似ているかもしれません。

学級閉鎖となれば、一旦休業しその後再開することになるかもしれません。
再開した直後は、多くの患者さんに来院頂き、(落ちた売上)を取り返さなくてはなりません。

何が言いたいのかというと、これまで以上に『あなたの院が認知される』ことが必要になります。
ではその認知度をどう上げていくのか?
これにはマルチメディアの活用が重要になってきます。
これまでは。。。

  • HPで検索順位が上位で表示される
  • 口コミサイトの評価が高い
  • PPC広告を積極的に活用

どれか1つでもすぐれていれば、そこそこ集客が出来ました。
私の院でも、数年前までは某クチコミサイトが1位評価なだけで、月間30名の新患さんが来院が普通でした。

しかし、スマホの普及で誰でもすぐに無料の情報が手に入る時代。
そして患者さんは複数の媒体を見比べて、比較をすることが普通な時代。
また、広告や口コミサイトでの評価はあまり信じない(鵜呑みにしない)方も多くなりました。

そこで重要となってくるのが『SNSの活用』になります。
今であれば、YouTube、Instagram、tikitok、Twitterなどがあります。

ここで自分の『ウリ』を出来るだけわかりやすく発信し、ブランでイングしてく。
このブランディングは『〇〇なら〇〇整体院』といったイメージ。
例えば

  • 頭痛といったら、あおば整体院
  • 栄養指導までする整体なら、あおば整体院
  • 根本改善したいなら、あおば整体院

などですが、さらに重要なポイントがあります。
この〇〇ならの部分を『なるべく競争の少ない分野にする』ことです。

ブランディングには、かなり時間がかかります。
半年や1年かけて作った、あなたのブランドポジションをすぐに真似されないようなものにする。
このポイントがとても重要になってきます。

言ってる意味は分かるけど、マネされないポジションなんてあるの?
そう思うますよね。
それがあるんです、あなただけの真似されないポジションの作り方が。
このあたりを深堀りしていきますね。

ポジションにストーリーを込める

誰にも真似されないポジションの作り方、そのポイントは。

『自分のストーリーを絡め、〇〇ならを作る』のです。
この表現だと分かりづらいと思うので、私のポジション作りについてお話します。

私自身の〇〇ならは

根本改善ならあおば整体院
データ整体ならあおば整体院

といったものですが、ここにストーリーを込めるのです。
具体的にはこんなイメージ。

これまで3万人の方の不調と向き合ってきましたが、一旦楽になってもまた再発してしまう方が非常に多く、根本的な改善に本気で取り組んでいます。
その根本改善のためには、検査を充実させ不調の原因を多角的に分析することが必要で、そのために8種類もの検査を行います。

これなら誰にも真似されず患者さんにも、ナゼこの院は根本改善なのか?が理解されやすくなります。

オンライン(デジタル)化は必項

Withコロナ時代は、短期的で地域を限定したロックダウン(学級閉鎖)はいつ、どこで発生してもおかしくない時代です。
なので、来院されないと売り上げが上がらないビジネスモデルのままでは、対応できなくなってしまいます。
言い方を変えると、来院しなくても売り上げが上がるシステムが必要となります。

その答えはズバリ『オンライン化』です。
具体例として、私の治療院での取り組みを紹介します。

オンライン整体

オンラインでの施術が可能になれば、外出の自粛要請がでても、患者さんの対応が可能となります。

オンライン教材

こちらのような教材で売上が上がるようになると、あなたが寝ている間にも売り上げが発生する仕組みが構築できます。

そしてオンライン化の1番のメリットが、地域を限定しなくなること。
これまでのように来院することが絶体条件であると、北海道の先生が沖縄在住の患者さんを治療するのは不可能でした。
でもオンラインであれば、それが可能。

これまで治療院の半径3㎞程度だった商圏が、一気に全国となります。

それとあわせて、デジタル化も重要なポイントです。
具体的には、こんなイメージ。

  • 肩こり改善ストレッチの動画販売
  • 腰痛改善ベルトの販売
  • 体質改善のためのサプリ販売

そうインターネット上で、施術以外のものを販売し売り上げを作るのです。
最後はコミュニティについてお話していきますね。

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これからは村の時代??

最後はコミュニティについてです。
『コロナ感染が拡大し、飲食店などが苦しんでいる』そんなニュースを耳にした方も多いと思います。
その窮地を救ったのでが『シェアすること』だったのです。

自粛や店舗休業が相次ぎ、在宅時間がながくなった時、飲食店が売れ残りになる商品を格安でfacebookなどを通じて販売。
これが飛ぶように売れたそうです。

売れた要因は『シャア』でした。
そうこんな『安くて美味しいもの食べました』とお客さんが写真付きで投稿、それが驚異的なスピードで拡散されたのです。
こんなシャア一つで、これまでの広告と比べ物にならないくらいの効果が、ほとんど費用なしで実現できるのです。

この費用が少なく出来るというところが、小さな治療院にはとても重要なポイントとなってきます。

このように効果が高いシェアですが、それを成功させるための大事なポイントが『コミュニティ』なのです。
上記のシェアの方法を活用する際、知り合いに伝わるといった傾向があります。

なので、自分や自分の治療院を応援してくれるようなコミュティを作っておくと『シャア』されやすくなります。
日頃からこのコミュニティを意識して情報発信をすることが重要になってきます。

治療院経営は新時代へ・まとめ

  • 検索だけでは集客できない時代
  • オンラインも含めた複数の事業基盤が必要
  • 小さな村が成功への近道

いかがでしたでしょうか?

ここ数年でのビジネストレンドの変化はすさまじく驚異的なスピードとなっています。

時代の流れを読み、常に変化していく事こそが、厳しいず台を勝ち抜くポイントとなるのは間違いありません。

しっかりと変化し、ともに勝ち残っていきましょう。

また、今回の記事内容や治療院経営についてご質問などありましたら、お気軽にご連絡頂ければと思います。

私の経営する治療院:三軒茶屋でクチコミNO1のあおば整体院
私の運営するTwitter:たかだ@治さない治療家

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