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【超必見】治療院ビジネスモデル構築の5ステップ・その③

経営

前回お話したステップ①と②を終えたあなたは、すでに『理念』や『時間』そして『料金』が決まった状態かと思います。
過去の記事をご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。

【超必見】治療院ビジネスモデル構築の5ステップ。その①
【超必見】治療院ビジネスモデル構築の5ステップ・その②

②の記事でも少しお話させて頂きましたが、私の業界経験は10年以上で、これまでたくさんの治療家さんの働き方を見てきました。

その中で強く感じているのが、みんさん『自分のことを犠牲にし一生懸命患者さんのために働かれている』ということ。それはすごく素晴らしいことで、一生懸命対応してくれる治療家さんの存在は、患者さんにとっては貴重な存在だと思います。

あえて誤解を恐れずお話させて頂きたいのですが、患者さんにとって貴重な存在であるあなたがもし、身体を壊してしまったら・・・
その患者さんはどうなるでしょう?誰を頼りに生活すればよいでしょう?

そう、患者さんにとって一番避けたい状況は、あなたが居なくなることなのです。
患者さんはずっと、ずっと、ずっと、治療院が存続して欲しいのです。

なので、患者さんのためにも無理ないスタイルで廃業とならぬよう、治療院の経営を安定させる必要があるのです。
あなたには。だからしっかりとビジネスモデルを作り上げて欲しいのです。

これが私の真の想いです。ちょっと熱くなりお恥ずかしいかぎりなのですが(笑)
本日の内容もしっかりと実践していただき、是非あなたのビジネスモデルを構築していただけたら嬉しい限りです。
今回も前置きが少し長くなりましたが、3ステップのスタートです。

治療院経営が安定する検査とは?

いきなり質問ですが、あなたの治療院では初回に検査を行なっていますか?そして検査は1回だけですか?
質問に答えて頂きながら『検査』の意味について考えてみたいと思います。

そもそも『検査』とはどういうもののことを言うと思いますか。検査の定義を説明できますか?
ネットで検査の意味を検索するとこのような説明がなされています。

検査とは ⇒ (何らかの基準に照らして)異状や悪い所がないかどうか調べること。

すなわち、治療院における検査とは ⇒ 身体の正常な状態の基準に照らして、異常なところがないかを調べること。
となるかと思います。ここまではイメージできましたでしょうか。
では、この以上を発見する『検査』がなぜ必要なのか?これは、病院と治療院そしてマッサージサロンの3業態における特徴を理解すると納得できると思います。

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病院と治療院とマッサージ

病院・治療院・マッサージ この3業種における1回の治療(施術)の流れを改めて見てみたいと思います。腕のしびれに悩む方を例としましょう

【病院へ来院】

カルテ記入 ⇒ 問診 ⇒ 検査 ⇒ 治療 ⇒ 投薬 ⇒ 経過観察 ⇒ 再来院・問診 ⇒ 検査 ⇒ 治療

【治療院へ来院】

カルテ記入 ⇒ 問診 ⇒ 検査 ⇒ 施術 ⇒ 施術内容説明 ⇒ 複数回通院 ⇒ メンテナンス通院

【マッサージ】

カルテ記入 ⇒ 問診 ⇒ 施術 ⇒ 施術内容説明

細かい部分は多少違うかもしれませんが、大まかには上記のような流れになることが一般的かと思います。いかがですか?同じ症状でも、これだけの違いがあるということがイメージできたのではないでしょうか。

ここまでを踏まえて、一度考えて欲しいのが、患者さんのとっての検査の意味合いなんです。分かりやすく言うと、患者さんは検査することに対して、どんなイメージを持っているのかを想像して欲しいのです。

ここで読むのを一旦終了して、少しだけ考えてみて下さい。いかがでしょうか、あなたなりの答えはでましたか?そしてその答えはどのようなものでしたか?

経営が安定する検査とは?

上記2でのお答えはいかがでしたでしょうか。この章では患者さんそして治療家の両者における『検査』の本当の意味についてお話していきます。
まず、『患者さんの頭の中』と『治療家の頭の中』について考えてみたいと思います。先ほどの腕のしびれがある患者さんの例で言うと

  • 患者さんの頭の中 ⇒ 腕がしびれるのは腕に何か異常があるから
  • 治療家の頭の中 ⇒ 腕がしびれるのは姿勢が悪く筋肉の緊張し神経を圧迫してるから

この頭の中の違いがある状態のまま問診や治療をすすめていくと、患者さんとの間に大きな溝ができてしまうのです。ここまではイメージわきますか。

ここが今日の記事で一番大切な部分になりますが、この溝を無くすのが『検査』なのです。
うーん。わかったような分からないようなという声が聞こえてきそうなので、少し分かりやすく説明しましょう。

上記の治療家の頭の中を、患者さんに分かりやすく説明するためには、筋肉が緊張している証拠を見せてあげる必要があるのです。

例えば筋肉の硬さを測定する検査機器があったとします。
その機械を使い硬さを測定しその数字を患者さんに見せる。
例えば首の筋肉の硬さが50なので、これが神経を圧迫し腕がしびれるのです。

ここが30になればしびれは解消できると思いますよ。
と説明すれば、患者さんも納得しやすいでしょうし、説明する治療家側も話しをしやすいと思います。

私もこの考え方で、色々な検査法を試してみましたが、一番患者さんに理解を得やすいのが数字を使った検査結果でした。
何となく検査の意味合いや大切さはイメージできたでしょうか。

検査方法と再検査

ここまで読んで頂いたあなたなら『検査』の重要性が理解できたと思います。このような内容を治療家さんにコンサルさせて頂くと必ず頂く質問があります。それは・・・
『どんな検査法をすればいいですか?』というものです。

これについては、検査法は何でも構いませんというのが私の答えです。
えーーーーという感じでしょうが、本当に検査法はなんでもいいのです。
あなたのやりやすいやり方で構いません。

ただひとつ大切なポイントとして、その検査結果が、痛みや不調の原因を説明する際に利用しやすい内容のものを検査法とするのがいいでしょう。
例えば、痛みやしびれの原因が筋肉がこって硬くなり神経を圧迫するという説明にしたいのなら、筋肉の硬さを計測するような検査法がよいと思います。

そして、もうひとつ重要なのが再検査をするということです。
最初の検査で不調の原因を理解した患者さんは、その後治療を続け自分の身体がどうなったのかを知りたいはずです。

最初に検査をしてキチンと不調の原因を説明したのに、数回の治療を経てどう変化したのかの説明が、検査をせずに治療かが手で触れた感触のみで説明を行うという流れ
いまいちど、想像してみて下さい。
何かおかしくないですか?そう再検査をして状況の変化を伝えることをすれば、より患者さんからの信頼を得られることは間違いありません。

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治療院ビジネスモデル構築・まとめ

  • 検査の意味
  • 業種による治療の流れ
  • 検査方法は何でも良い

いかがでしたでしょうか。ここまで『検査』について考えたことも多くなかったと思います。しかしながら患者さんの頭の中と治療家の頭の中は違う
このような認識を持って取り組んでいただければ、必ずや結果が出るビジネスモデルが構築できると思います。
是非とも頑張って取り組んで頂けたら嬉しいです。次回はステップ4の『計画書』についてです。次回も楽しみに頂けたら嬉しいです。
また、今回の記事内容や治療院経営についてご質問などありましたら、お気軽にご連絡頂ければと思います。

私の経営する治療院:三軒茶屋クチコミNO1のあおば整体院
私の運営するTwitter:たかだ@治さない治療家

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