小さな治療院の経営入門 この記事には広告を含む場合があります

治療院経営は新時代へ・生き残る戦略とは?①

経営

この記事を書いているのは2020年7月ですが、新型コロナウイルスの影響はとどまるどころか、また猛威をふるいそうです。

そのような背景もあり、店舗ビジネスは、もう昔の状況は戻れなくなっています。

  • 大手ファミレスチェーンが、店舗縮小
  • コンビニは自動化に向け急加速
  • AmazonやNetflixが大幅な増収

時代は音を立てて変わっていきます。
治療院業界もこれまで通りとならないのは、誰の目にもあきらかですよね?
では、小さな治療院はどのように変化していけばいいのでしょうか?

厳しい時代における経営のヒントを2回にわけて解説していきます。
今回はその1回目で、これまでの治療院業界の歴史について振り返ります。

そして次回、今後の秘策を大公開します。

コロナ前の治療院業界の現状

最近は、治療院での『集客』や『リピート』そして『経営』や『治療技術』に関するコンサルタントやテクニック教材が本当に多くなりました。

これは見方を変えると、それだけ競争が激しくなった。
すなわち食べていけない治療家が増えたということなのかもしれません。
あなた自身もしくは、あなたの周りにいる治療家さん達がこんな状態になっていないでしょうか?

  • 夢を持って独立したが、うまくいかない
  • とにかく集客が出来ない。エキテンやホットペーパー頼み
  • 新規の患者さんがリピートしない
  • 良い人材が集まらず求人に苦労している

そう、治療院業界は今まさに戦国時代なのです。
どのくらい厳しい状態なのかを、このあと詳しくみて行きましょう。

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治療院業界は5年以内に90%が廃業

厚生労働省発表した『平成28年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況』によると

柔道整復師 3万8,693人 (平成28年) ⇒ 6万8,120人 (平成28年)
整骨院   3万0,787ヵ所(平成28年) ⇒ 4万8,024ヵ所(平成28年)

これがいわゆる接骨院の推移です。整体やマッサージサロンも似たような状況で、まさに出店ピーク状態

そして反対につぶれたお店。いわゆる倒産件数ですが東京商工リサーチさんの2018年の調査によると、前年比36.7%増加で2009年以降の10年間では過去再送の数字になったようです。

ある民間会社の調査によると、5年以内に90%の治療院が廃業するという恐ろしいデータもあります。

では、なぜこのような状態になってしまったのでしょうか?
それは治療院業界全体が新しい時代に突入してしまったという、時代背景の影響もあります。
次は、このあたりについて詳しくお話していきます。

コロナ前の治療院業界は『3.0時代』

コロナ前の治療院業界は、新しい院が軒並みオープン。
競争の激化で廃業となる治療院も増えてきている状況です。

その競争を勝ち残るために何をすべきか?
を考えるに当り、過去~現在までの時代背景いわゆる業界の変遷について考えたいと思います。

ズバリ!!治療院業界の今は新しいフェーズに突入しています。
この状況をしっかりと把握し経営の舵取りを行なわないと、結果が出ないそんな時代になっています。

コロナ前の治療院業界は、例えるなら『治療院3.0時代』です。
いわゆる第3世代という意味なのですが、過去を振り返るとこんな感じです。

  • 治療院業界1.0 ⇒ 技術至上主義
  • 治療院業界2.0 ⇒ マーケティング至上主義
  • 治療院業界3.0 ⇒ ヒューマン至上主義

それぞれについて詳しく見ていきましょう

治療院業界1.0『技術至上主義』

技術を極めれば『集客』が成功し『繁盛』する。
そんな時代が治療院業界にもあったのです(笑

病院で治らなかった人が1回で良くなった噂。
同じ膝の痛みを抱える友人からの初回で来院などという時代でした。
このときの集客媒体は主に『紙』すなわちチラシをポスティングしたり、折込広告や電話帳の広告そんな時代です。

そして業界全体の風潮としては『師弟関係』。
師匠が教える技を盗んで、何年も修行し支障の許可が出たら晴れて独立。
そんな流れが一般的な時代でした。

そして、そこに目をつけた企業が次の時代を作ります。

治療院業界2.0『集客至上主義』

1.0時代を経て次の時代は『集客』を極めれば『多店舗展開』が成功し『繁盛』する。
このような時代の幕開けです。

そう、1.0時代ではいわゆる個人商店全盛の時代だったのですが、大企業がここに参入を始め、施術技術の統一化やメニューや集客の仕組み化(本部がすべて行なう)

そして売上げ規模が拡大し軌道に乗ると、人材育成機関を作りスタッフ育成まで行なうスキームが増えてくるようになりました。

大企業ならではの広告戦略。
ネットだけでなくTVやSNSを大々的に活用。
軒並み業績を伸ばす一方、その煽りで経営が苦しい小さな治療院を救うべき救世主

それが治療院向け集客コンサルタントの出現です。
彼らによるマーケティングツールの開発がさかんに行なわれ、ネットを検索すると派手なキャッチコピーが並ぶそんな時代になりました。

治療院業界3.0『ヒト・コト至上主義』

2.0時代の傾向で一気に店舗数が増えた治療院業界。現在も毎年のように出店が続くなか、廃業を余儀なくされる院も増えてきました。

業界全体では、治療院数の増加によりマーケティング(集客力)やテクニック(技術力)がすさまじいスピードで進化。
どこの治療院に行っても、それなりのサービスがそれなりの価格で提供される。
そんな時代が3.0時代なのです。

そこで勝ち残るのは、資本にまさる大企業。
とビジネスとしては当然の流れなのですが。。。
そこで勝ち残る戦略を考えるのがここでのテーマです。

そしてこれからの治療院経営について、すごく重要なポイントとなりますので、このあと一緒に考えていきたいと思います。

機能検索時代の終焉

街中を歩いていても、電車の中を見渡してみても『スマホを片手に』している人を見ない日は無くなっている時代。
分からないことや、調べたいものがあった時に、あなたはどうしてますか?
GoogleやYahho!で検索していますよね。

これまで特別な訓練を受けた人しか出来なかった『技術』や『方法』そして『情報』がインターネットによって世界中の共通財産になってしまいました。

なのでもしあなたの治療院が『5分で肩こり解消のストレッチ』を開発したとしても、その秘伝の技は同業者やお客さんによって研究しつくされ、世界中に拡散されるようになります。

気がつけば歩いて1分の場所に、あなたと同じような治療院がオープンします。
治療院のシステムを合理化して『安さ』で勝負しても、その仕組みを研究しつくされ拡散といった流れこれでは経営が安定しません。
ではここで質問です。

【質問】

他院との差別化をどこではかればいいでしょう?
どこに力を入れてビジネスを行なうべきでしょう?

その答えはズバリ!!『ファン』です。

肩こりに悩む患者さんの目の前に、同じ時間、同じ値段、同じ内装の治療院が並んだら、患者さんが治療院を選ぶ理由は1つしかありません。

それは『誰がそこで働いているか?』です。
もう少し別の言い方をすると『誰にお金を使うか』です。

どの治療院もそこそこのマッサージをしてくれるから『どうせならあの人の治療院で施術してもらおう』という判断になってきます。

では、その『ファン』をどうやってつくっていくのか?そして一人の患者さんをあなたのファンにする強力な武器となるのが『ブランディング戦略』です。

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治療院経営は新時代へ・まとめ

  • 治療院業界は3.0時代へ
  • 5年以内に90%が廃業
  • 機能検索からヒト検索へ

いかがでしたでしょうか?話が尻切れトンボみたいになってしまいましたが、モノ⇒ヒトへ時代が推移しているのは何となくイメージ出来たかと思います。
そんな中で、あなたの人となりを表現するのが『ブランディング戦略』になります。
この辺りは次回ゆっくりとお話したいと思います。

また、今回の記事内容や治療院経営についてご質問などありましたら、お気軽にご連絡頂ければと思います。

私の経営する治療院:三軒茶屋でクチコミNO1のあおば整体院
私の運営するTwitter:たかだ@治さない治療家

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