【超必見】治療院ビジネスモデル構築の5ステップ・その②
前回は、治療院ビジネスモデル構築5ステップのうち【ステップ①『理念』を決める】についお話しさせて頂きました。
前回お話したステップ①を終えたあなたは、すでに『理念』が決まった状態かと思います。
過去の記事をご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。
少し方向性が違う話かもしれませんが、私は独立前の修業時代。
朝の8時~19時くらいまで土日のたびに、自分はお昼も食べずに施術をし、こんな働き方をしながら、朝から晩まで予約が入って『俺すごいでしょ』『売れっ子整体師でしょ』と思っていました。
ただ正直、身体は相当疲れてましたし、毎日栄養ドリンクを飲み続けて仕事してました。
心のどこかでは、これじゃサラリーマン時代と変わらないなと思いながら・・・
そして今の働き方ですが、土日は夕方でおしまい。
時間外の予約は基本的にお断りしています。
でも以前より診ている患者さん数は倍以上。そうビジネスモデルを変えたのです。
なので身体は疲れていません(経営者なので精神的には疲れていますが・笑)
ですので、疲れた身体にムチを打ち患者さんの対応するのではなく、自分が無理せずベストな状態で患者さんを治療し喜ばれる。
そんな風に仕事をして頂きたいという強い思いがあって、ここでビジネスモデルについての話をさせてもらってます。
こんな私の経験が満載された、そして試行錯誤の上に作り上げた『治療院ビジネスモデル』について第2ステップもしっかりと取り組んで頂けたら嬉しい限りです。
前置きが少し長くなりましたが、2ステップのスタートです。
治療時間をどうするか?
では、ステップ②の一つ目の項目である『時間』についてです。
あなたは現在、1回の治療時間をどれくらいで行なっていますか?
そしてその時間はどうやって決めましたか?
この質問をすると返ってくる答えの多くは『修行先での治療時間と一緒』というものでした。
かくゆう私自身がそうでしたし、なんの疑いもなく値段を決めてしますのですが、ここに大きな落とし穴があります。
仮に、あなたの院が月商100万円の目標だったとします。
1回の治療代金が5,000円だったとしたら、月に何人の治療をすれば100万円が達成できますか?
【計算してみましょう】
つまり1ヶ月で200人診なくてはならないということになります。
ここまでは大丈夫でしょうか?では次いきます。
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治療料金をどうするか?
時間と同じ考え方ですが、次にステップ②の2つ目の項目である『料金』についてです。
あなたは現在、1回の治療時間をどれくらいで行なっていますか?
そしてその時間はどうやって決めましたか?
自分が修行してきた院が1回60分だったから、自分もそうした。
などという方が多いんではないでしょうか?
このについても実は私がそうでした(笑)
ここも時間と同じ考え方なのですが、その金額で昼休みも取らず、予約枠が一杯の状態で月間の最大予約枠は何人になりますか?
そしてその人数はあなたが目標としている月商に届く人数ですか?
仮に、上記の例を1ヶ月の目標人数としましょう。
すなわち200人ですね。
そして週1日休みの院だとしましょう
つまり1日8人の予約が入らないと200人は達成できないということになります。
ではこの2つの条件を踏まえて次です。
時間と料金を組み合わせる
この時間と料金を踏まえ、あなたが目標(幸せ)を達成するために必要なビジネスモデルを検討していきます。
仮にあなたの目標月商を100万円としましょう。
目標を達成するための『時間』と『料金』の組み合わせは、このようなパターンで考えると分かりやすいと思います。
- パターン①:治療時間60分で1回5,000円⇒1日対応 8人(8.0時間稼働)×月営業25日×5,000円=1,000,000円
- パターン②:治療時間40分で1回4,000円⇒1日対応10人(6.6時間稼働)×月営業25日×4,000円=1,000,000円<
- パターン③:治療時間30分で1回3,000円⇒1日対応13人(6.5時間稼働)×月営業25日×3,100円=1,007,500円
いかがでしょうか?
同じ1,000,000円の月商を上げるにも色々な形があるということがイメージできたでしょうか。
稼働率を考慮する
上記の1~3までについてはうまく設定できそうですか?
月商100万円を目指す目標に対する各種設定が決まったところで、最後の大切な部分です。
それは『稼働率を考慮する』ということです。
上記3で、月商100万円のため3つのパターンを出しましたが、これはあくまで予約が100%入った場合の想定です。
実際に治療院を経営したり働いているあなたならよく分かると思いますが
こちらの意図する時間帯で予約枠がきれいに埋まるというのは、あまりにも現実からかけ離れていませんか?
ですので、私のこれまでの経験やコンサルをさせて頂いた治療院の傾向などを見ると、上記の3パターンの売上げの場合は、100万円の60%程度の想定が現実的だと思います。
そうすると現実的には60万円しか売上げが上がらないという事になってしまうので、ここでもう一度、次の項目について見直して欲しいのです。
【見直し項目】
- 治療時間
- 治療料金
- 1日の稼働時間(営業時間)
- 1ヶ月の営業日数
この見直しを稼働率60%の設定で行なってもらうと、理想の月商に手が届くビジネスモデルに近づきます。
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治療院ビジネスモデル構築・まとめ
- 時間と料金設定の考え方
- 2つを組み合わせる
- 稼働率を考慮する
いかがでしたでしょうか。今まで何となく『料金』や『時間』を決めていた方も多いかもしれません。本文中でも書きましたが、私もそうでしたので(笑)
ただ、その状態を続けていくと、設定内容によっては自分で自分の首を絞めかねない。
きつい表現になるかもしれませんが、売れば売った分だけ赤字・・・などという状態もあるうるかもです。
もしあなたが患者さんだったら?『疲れた身体で患者さんを治療する整体院』と『いつもベストな状態で治療をする整体院』どちらに通いたいですか?
そんな問いに答えるつもりで、ステップ2を対応頂ければ嬉しい限りです。
そして次回はステップ3の『検査法』についてです。
次回も楽しみに頂けたら嬉しいです。
また、今回の記事内容や治療院経営についてご質問などありましたら、お気軽にご連絡頂ければと思います。
私の経営する治療院:三軒茶屋クチコミNO1のあおば整体院
私の運営するTwitter:たかだ@治さない治療家
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